2024年4月22日月曜日

民主主義の要  選挙の闇が広がっていないか

 前回の医師会の医政委員会で O 先生が、民主主義のあり方に関して講演された。

その冒頭に「いくら政権が意に沿わなくても、あくまでも選挙で民主的にその方向性を決めるべきだ。暴力革命など言語道断である」と述べられた。
 まさにその通りだと思う。

 しかし、それはあくまでも、選挙が正当に行われていることが前提である。
 この前提が崩れたら、民主主義はもはや成り立たず、暴力革命の萌芽が芽生えるであろう。

 先のアメリカ大統領選はどうだったのであろうか。
 かなり大規模な選挙違反が行われていたように思うがどうだったのであろうか。
 残念ながらアメリカ人の多くがそのように感じているかもしれない。
 大統領選挙の前の盛り上がりは虎さんが圧倒的だった。 
 テレビからも熱気が伝わってきた。
 対する梅さんは選挙演説などあまりしなかったようだ。コロナが強くて地下室に閉じこもっていたという。たまに演説みたいな事をしても熱気はまるで伝わってこない。
 ところが結果は梅さんの勝ち。


 何やら信じられないくらい大規模にいろいろなことが行われたように思う。
 期日の後に来た郵便票を局長が投票場に持って行ったり・・
 郵便局員が告発したが、結局世の中には入れられず、というか、意見が上の方に行く過程でどこかで止まっていたように見える。

 あと、夜中に、選挙管理委員長が投票場に入り、次の日の朝、大きく形勢が変わっていたとか、そのようなことがあった。

 滑稽なのはその手の記事が様々なところ、YouTube,  Twitter,  Face Book、あと個人のブログに出されたが、ある時期からブロックされるようになり、それはだんだんひどくなっていった。
 あまり人が見ているようには思えない、私のブログやYouTube動画もバンされた。
 YouTubeなど、朝ご飯を食べる前にアップしたものが、朝ごはんを食べ終わったらバンされていた、というものもある。
 私の動画を見たのは、グーグルのロボットだけだったであろう。

 さて、このようにしてまで、バンした理由は、デマを防ぐ、という名目であるが、誰も納得はしないだろう。

 ついでに、虎さんはツイッターを愛用していたが、ツイッターのアカウントも抹消されてしまったのである。
 驚いたことになると、こうなると現代では自分の考えを公表する場所がないのである。
 虎さんもいろいろやったようだが、新しいツイッター、新しいフェイスブックを作ることは出来なかった。

 結局、この手の大きなハードディスクは今や、世界で4つの者が管理している。
 つまり虎さんみたいに彼らに逆らうと、大統領といえども発表は出来なくなるのである。

参考ブログ:大きなデータを扱うクラウドを管理できる者は、今、世界に4者しかいない





 我々はインターネットが始まった頃、これで世界の民主主義が広がるのではないか、と期待した。
 しかし、それは浅はかな夢であった。
 情報は集中して、逆に我々は管理される側となった。
 普段は自由にいろいろなことを発信しているように思えても、いざとなれば、ばっさり遮断されてしまう。
 それを経験した。もう身に染みた。

 我々個人間の通信手段がネットを使うようになればなるほど、我々の書いたものはそのまま誰かが一手に管理するようになったようである。

参考記事:水原一平捜査の恐ろしさ「米国は世界中のメールを記録に残してる」




 おそらく先のアメリカ大統領選 大規模な選挙不正が行われたように感じている。
 それを可能にしたのはネットである。
 多くの人に手軽に指示を出せるようになった。

 次の大統領選挙。おそらく不正が行われないように厳しい監視が民間で行われるであろう。
 例えば、投票会場に夜に人が不正に入らないように、投票場を見張る、とか。
 しかし、そこに入ろうとする者もいる。
 彼らの間で小競り合いが起こるかもしれない。
 それを鎮圧する警官隊などが出動すると思うが、警官隊は選挙の不正を取り締まる側なのだろうか、それともそれを助長する側なのだろうか。
 そこにもう正当な選挙も民主主義も存在はしない。
 下手をすると州兵レベルの出動が要請されるかもしれない。
 そうなれば、内戦の一歩手前だろう。
 これは暴力革命前夜である。

 これはアメリカだけの話だろうか。

 日本ではこのような野蛮なことが起こらない事を願いたい。

 たくさん語ったのでここで筆を置きたいと思ったが、もう一言 言わせていただこう。

 民主主義とは何か、ということである。
 やはりこの世の中、力のある者、権力のある者、金のある者には敵わない。
 力のある者が、その力と金に者を言わせて、マスコミを操り、偏向報道を強要して、一般ピーポーを思うがままに操ることも可能かもしれない。
 コロナで我々はそれを見ただろう。
 報道機関は、何者にも左右されずに、公平にいろいろな意見を伝えなければならないのだが、今の報道機関にそれがあるとは思えないし、事実、日本の報道の自由度はすごく低い。
 マスコミは社会の公器、と言われた。
 彼らが独立して機能して初めて民主主義は成り立つが、今の日本はそのような状況だろうか。



 詰まるところ、民主主義を守る者。 
 それは多分一般ピーポーではない。
 力のある者、権力のある者、金のある者が、我慢することである。 
 その我慢がきかず、自分の思い通りにやりたい、やらないと気が済まない、と思った時に民主主義はすでに崩壊しているのである。
 今の日本。どうもこの辺りまで来ていると感じているのは私だけだろうか。
 私の妄想であろうか・・・


札幌市医師会医政委員会 令和6年4月16日(火)目録

診療報酬改定 財政審 増田氏 とは何者か? 

 https://sapporomedical.blogspot.com/2024/04/blog-post.html

今回の診療報酬改定の主題 DXと給料 

 https://sapporomedical.blogspot.com/2024/04/blog-post_21.html 

治療標的の遺伝子変異15% 

 https://sapporomedical.blogspot.com/2024/04/15.html

AIによる診察はどこまで進むか またその責任は誰にあるのか?

 https://sapporomedical.blogspot.com/2024/04/ai.html 

残業規制 9割守れず 

 https://sapporomedical.blogspot.com/2024/04/9.html 

人材派遣会社の闇 

 https://sapporomedical.blogspot.com/2024/04/blog-post_22.html

 

映画予告編 英文訓読法で完全理解 目次
 

令和6年4月1日 以降の記事 目次

 

人材派遣会社の闇

 前々回の札幌市医師会代議員会で、中央東支部から
「医師会でもその総力を上げて人材派遣業をしたらどうか」 
という提案が出された。
 
 病院の職員の補充を人材派遣会社に頼むと、年収の2−3割を、その 人材派遣会社に支払わなければならない。
 これは今や、医療機関の生死を分けるほどの甚大な出費となってきた。
 これを是非医師会の方でやっていただいて、我々にもっと少ない手数料で人材を紹介してほしい、という提案だ。
 
 参加した委員からは満場の賛意を得たが、執行部の回答はパッとしないものであった。
 つまり、簡単にいうと「医師会としては人材派遣業は出来ない」というのであった。 
 実際に、医師会で人材派遣業をやっているという話も聞かないし、そこから人材を派遣してもらった医療機関もない。
 
 最近分かった。
 やはり出来ない、のである。
 もっと正確にいうと、やっても無駄であるのだ。
 なぜ無駄か。
 
 人材派遣会社の紹介料は 20-30% と決まっているのである。
 「えっ」と思われた方。極めて正常な感覚の持ち主である。
 これは、カルテル と言って、独占禁止法で禁止されていることではないだろうか。 

 でもなのである。
 アンタッチャブルなのである。
 国転がしの元凶 小泉と日本の疫病神 竹中平蔵が作った闇なのである。これは深いものですぞ。
だから医師会が人材派遣業をやっても、我々に2-3割のマージンで紹介せざるを得ないのである。 
 なるほど、やっても無駄であろうな。 おわつた
 
 
 
札幌市医師会医政委員会 令和6年4月16日(火)目録

診療報酬改定 財政審 増田氏 とは何者か? 

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今回の診療報酬改定の主題 DXと給料 

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治療標的の遺伝子変異15% 

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AIによる診察はどこまで進むか またその責任は誰にあるのか?

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残業規制 9割守れず 

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人材派遣会社の闇 

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残業規制 9割守れず


 
働き方改革の致命的弊害が現れてきた。 
救急医療が縮小するだろう。
くだらないことをするものだ。
角を矯めて牛を殺す を地で行ったな。
 
安倍くんが行ったくだらないことの一つだな。




AIによる診察はどこまで進むか またその責任は誰にあるのか?

 AIによる診察はどこまで進むか またその責任は誰にあるのか? ということが話題になった。
 
確かにAIの進歩は著しい。
 
AIが診断するのか、ということはよく言われるが、
おそらく近いうちに、5年を待たずに、ネットで、無料のサービスが始まる。
 
 症状 血液検査の結果などを入れると、考えられる病名と治療法まで提示してくれる、診断ChatGPT(仮称)である。
 我々もこの手のサービスを利用する様になるかもしれない。
 将棋指しが、対局の途中にトイレに行って、スマホで次の一手をチェックすることがあるという。
 これは叱責されるそうだが、将棋でも医療でも有効であることは確かだ。
 
 しかし、人が 診断ChatGPTで自分で診断して自分で売薬を買って治療しているだけなら良い。
 しかし、一旦外来を訪れて我々医師に相談したり、この結果を確認したら、責任は我々にあることになるだろう。
 いくらスマホを見て将棋を指しても、負け将棋の不名誉は指し手が背負うものであるように、だ。
 
 それよりも皆様は、英語翻訳サービス そして、今のChatGPTが鎬(しのぎ)を削って、能力を向上させている理由を皆様はご存知だろうか。
 実際に我々はそのサービスに無料で浴している。

 よろしいか。これは我々のアイデアを掠め取ろうとしているのですぞ。
 研究実験して得られたデータをChatGPTに入れると一瞬で論文ができるのかもしれない。
 しかし、それと同時に、その ChatGPTの管理者にデータが入るのですぞ。
 
 そしてこの手のもの。使えば使うほどコンピュータが学習して性能が高まるもの。Deep learnningというのであろう。
 例によって国際競争が熾烈さを増している。
 我が国は例によって大きく出遅れている。
 中国は、自国産の作り、あそこは世界とネットを遮断しているから、12億中国のデータを一手に集め、ChatGPTの性能を高めている。と同時に人民を管理しているのだ。
 そしてそれなりの性能のものを作り、世界に出て来るだろう。
 TikTokのように、だ。
 
 この手の我々の対策として・・・
 論文なり報告書を作るのには便利だろうが、データを全部ぶち込んで作ることはやめるべきだ。
 データを取られている、という認識を持つべきだ。  
 一部データを外したり、フェイクデータを入れたりして、少し考えながら、論文なり報告書を作るべきであろう。
 これが現代に必要な我が身を守るデジタル・センスであろう。 
 これをしないと、牧場の子羊になるぞ。
 
 勉強会の演者のT先生がChatGPTで描かれた絵を見せてくれた。
 どこぞのコンテストで優勝したらしい。
 優勝者は辞退したそうだが、そのようなことがもはや問題ではないのだ。
 データが掠め取られることこそが大問題なのである、ということを認識すべきだ。
 
 不思議なことにこの真実、ChatGPTの肝というべきことは、どこのマスコミも、誰も触れていないが、気がついていないのだろうか。   


札幌市医師会医政委員会 令和6年4月16日(火)目録

診療報酬改定 財政審 増田氏 とは何者か? 

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今回の診療報酬改定の主題 DXと給料 

 https://sapporomedical.blogspot.com/2024/04/blog-post_21.html 

治療標的の遺伝子変異15% 

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AIによる診察はどこまで進むか またその責任は誰にあるのか?

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残業規制 9割守れず 

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人材派遣会社の闇 

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映画予告編 英文訓読法で完全理解 目次
 

令和6年4月1日 以降の記事 目次

 

治療標的の遺伝子変異15%

 

 
国立がん研究センターもなかなかレベルの高いことをやっていると素直に喜びたい。
 だが、この手の話を聞くと、私は最近、このデータを蓄積しているハードディスクがどこにあるのかな、と思うようになった。
 国立がん研究センターの奥の一室に鎮座されていればまだ良いのだが、よく聞くと、データはマイクロソフトかグーグルかAmazonあたりに預けている、という話が聞こえてくる。
 
 ここが話のオチだな、とがっかりする。
 
 そんなことをしてしまったら、我々が苦心して集めたデータを、よその人に捧げている様なもの。
 Googleとマイクロソフトが丸呑みだ。
 
 これでは我が国の産業は振興しない。
 このようことさえ分からない人が、政府の中枢から、一般ピーポーまで多すぎることは嘆かわしい。
 
 このようなデータをきちんとするのが、DXの支柱であり、デジタル省の存在理由ではないだろうか。
 
 でも河野太郎 デマ太郎では、この程度かな。
 彼はデジタルを知らなすぎる。  


2024年4月21日日曜日

今回の診療報酬改定の主題 DXと給料

 


今回の診療報酬改定の主題は以下の二点。
1 医療DX
2 職員の給料の値上げ

1の医療DX
  何やらITを使うと魔法のように医療の効率化が図れて、医療費も節約できる。病院経営も楽になる、と大声で言う輩が最近増えすぎて嫌になる。
 本気でそのようなことを考えているだろうか。
 病気をなめていないだろうか。
 病気は患者さんの並々ならぬ努力と、医師の人間力で治すものである。腹が減っては、人間力も湧いてこないし、医療費が上がっては、患者さんも病院までたどり着けない。
 医療DXとは何か、というと、前の戦場は、オンライン資格確認であった。
 これがないと来年から保険診療ができなくなりそうなので、皆、頑張って導入した。
 おかげで面倒な手続きをして、月々メンテナンスとして、2000円から1万円を業者にメンテナンスとして支払うことになった。
 大した便利なものとは思えない。
 今回は機械のお金35万は政府からの補助金で贖えたが、5年後にまた機械の買い替えがあるだろうし、その時に補助金が出るかどうかは不明である。
 機械のお金は35万から50万となろう。
 安くなることは決してない。
 これは強制である。我々の義務である。
 そうなると安くなることは金輪際ない。
 これは鉄則であり、常識である。
 
 さて、次の主戦場は「電子処方箋」である。
 これを如何に全医療機関に導入させるか、である。
 医療DX関連の今回の加算は
 オンライン資格、医療DX、電子カルテ(指定の規格のもの つまり 7 FIRE)の三点を導入すると飴玉がもらえるというものである。

 最後は電子カルテ義務化である。カネと手間ばかりがかかることになろう。

 オンライン資格の支払い 当院は月に5000円であるが、これの催促が月に一度来る。PAID という所からメールが来る。
 そして、払うと 「支払いが完了しました」 と来る。
 これを見るたびに「河野の馬鹿野郎」と叫んでいるのは私だけであろうか。
 
2 職員の給料の値上げ
 複雑な計算式に数字を入れて、政府からの2年間だけの補助金を勘案して、得であればやってみたい。
 
 ねちっこく計算した先生が仰っていたが、どうやっても損になると・・・
 このような補助金の話には乗った方が良い様な気がするが、この様な損をする話を聞くと、気持ちが萎える。





診療報酬改定 財政審 増田氏 とは何者か?

 


財政審議会にはこのような人がいるのだな、ということをチェックしておこう。
この増田寛也氏 日本郵政社長。
財務省が診療報酬5%減を唱えて我々を驚愕させたがその一類であった




民主主義の要  選挙の闇が広がっていないか

  前回の医師会の医政委員会で O 先生が、民主主義のあり方に関して講演された。 その冒頭に「いくら政権が意に沿わなくても、あくまでも選挙で民主的にその方向性を決めるべきだ。暴力革命など言語道断である」と述べられた。  まさにその通りだと思う。  しかし、それはあくまでも、選挙が...