前々回の札幌市医師会代議員会で、中央東支部から
「医師会でもその総力を上げて人材派遣業をしたらどうか」
という提案が出された。
病院の職員の補充を人材派遣会社に頼むと、年収の2−3割を、その 人材派遣会社に支払わなければならない。
これは今や、医療機関の生死を分けるほどの甚大な出費となってきた。
これを是非医師会の方でやっていただいて、我々にもっと少ない手数料で人材を紹介してほしい、という提案だ。
参加した委員からは満場の賛意を得たが、執行部の回答はパッとしないものであった。
つまり、簡単にいうと「医師会としては人材派遣業は出来ない」というのであった。
実際に、医師会で人材派遣業をやっているという話も聞かないし、そこから人材を派遣してもらった医療機関もない。
最近分かった。
やはり出来ない、のである。
もっと正確にいうと、やっても無駄であるのだ。
なぜ無駄か。
人材派遣会社の紹介料は 20-30% と決まっているのである。
「えっ」と思われた方。極めて正常な感覚の持ち主である。
これは、カルテル と言って、独占禁止法で禁止されていることではないだろうか。
でも闇なのである。
アンタッチャブルなのである。
国転がしの元凶 小泉と日本の疫病神 竹中平蔵が作った闇なのである。これは深いものですぞ。
だから医師会が人材派遣業をやっても、我々に2-3割のマージンで紹介せざるを得ないのである。
なるほど、やっても無駄であろうな。 おわつた
ハーバード大教授の教え 特権とは
札幌市医師会医政委員会 令和6年4月16日(火)目録
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